【自己啓発】一瞬でYESを引き出す心理戦略(DaiGo)

カネなし、コネなし、事務所なし。にもかかわらず、一躍テレビで脚光を浴び、ベストセラーを多数出版。その理由は、「相手の心とニーズを読む技術」=メンタリズムを、ビジネスとして彼自身が活用してきたからだ。彼自身が、身を持って体験し、実践し、効果を実感した「ビジネスに使えるメンタリズム」を1冊の本に凝縮!

 

  • 感想

テレビでみかける、マジックのような心理トリックの紹介はありませんが、ビジネスや日常生活に応用できる基礎心理学が紹介されており、面白いです。

個人的に興味を持ったことは以下の2点です。

・認知的不協和を活用して相手に信頼してもらう

信頼されるためには、まず相手にしゃべらせることが大切です。理由は、①自分の話を聞いてもらったから、相手の話も聞かないと何だか悪いような気がすると思わせること、②こんなに自分の話をしているということは、この人は信頼できる人だと思わせること(認知的不協和)があります。

認知的不協和という心理現象は、自分の考えや認識(認知)が、自分が遭遇した出来事(認知)と相容れない状況になったときに感じるストレス(不協和)のことです。そして、人はそのストレスを解消するために、自分自陣の行動や言動、意識を変更しようとします(つまり、自分の行動や言動と意識のズレのつじつまを合わせようとする)。

例えば、「自分は信用している人や親しい人にしか自分のことを話さないと」という認知が、「初対面の人に自分から色々と話をしてしまった」という認知と相容れない不協和になっている時、その不協和を解消するために「この人は私にとって信用がおける人なんだ(だから自分の話をしたんだ)」と思おうとすることが挙げられます。

・緊張しないようにするためには

緊張しないようにするためには、場数を踏むしかありません。例えば、普段の自分ならしないようなこと(コンビニ店員に挨拶するなど)を、毎日1個することにより、緊張する経験・恥ずかしい経験を積むことで、メンタルを鍛え、大抵のことでは緊張しないようになります。

  • 本書を読んで得たもの

何事についても、成長するためには場数を踏むことが必要。