【自己啓発】本音で生きる一秒も後悔しない強い生き方(堀江貴文)

周りを気にして本音を言えずに生きている方、自分のやりたいことに踏み出せない方は、多いと思います。この本の著者である堀江貴文氏(ホリエモン)は、徹底的に言うべきことを言い、やるべきことをやるという生き方。それになぜか魅かれる方も多いのではないでしょうか。本書では、生き急いでいるようにも見える堀江氏に、人生を後悔しない生き方のヒントをいただきました。プライド、言い訳、バランス……。どんな方でも、自分を生きにくくしているものに、きっと気づくはずです。(「Amazon」より)

  • 感想

本書では、アドラー心理学「嫌われる勇気」の考え方に共感しています。「嫌われる勇気」でも触れましたが、誰かがあなたについてどう思おうが、それは自分の問題ではなく、相手の問題です。他人が誰を嫌おうと、何を考えようと、それはあなたの人生には関係がありません。そのため、相手が自分をどう思っているかなんかを気にして、自分の人生がなおざりになるなんて本当に勿体ないことだとホリエモンは考えています。

また、本音で生きる(自分のために生きる)ためには、以下の3点が重要としています。

①言い訳をしないこと

②バランスをとろうとしないこと

③「自意識」と「プライド」を捨てること

・言い訳をしないこと

「自分には才能がない」という言い訳を使ったことがある人は多いのではないでしょうか。私もこれまでの人生で何回も使ってきました。しかし、実際に努力をして、挑戦してみないと、才能が自分にあるかなんて分からないのではないでしょうか。ホリエモンは、自分には才能がないという人は、「自分は今のまま変わらなくて良い」「努力したくない」と言っているようなものだと語ります。できない理由を探して、いいことがあるのでしょうか。

・バランスをとろうとしないこと

何か大きなことを達成するためには、何かを犠牲にして、何かに没頭することが必要です。犠牲にすることは、プライベートの遊ぶ時間かもしれないですし、趣味の時間かもしれません。しかし、何も犠牲にしないで、あれもこれも成功したいというのは虫が良すぎるでしょう。例えば、仕事・スポーツなど競争相手は、その分野に日常のほぼ全てを捧げているのですから、こちらが片手間で勝負したところで勝てるはずがありません。やりたいことがあるのなら、極端で良いのです。

・自意識とプライドを捨てること

世間体が悪い、人の目が気になるということで、やりたいことをやれない人が多すぎる。例えば、女性にアプローチするにしても、自意識とプライドを守るため、嫌われたら嫌だと考えすぎて結局何もできない人がいます。自分を守るために、チャンスを逃してしまうのは、勿体無いはなしです。考え過ぎてしまう人間はいつもチャンスを逃してしまいます。小利口が一番良くありません。

最後に、我々の時間には「自分の時間」と「他人の時間」があります。私たちは、どのくらい「自分の時間」を生きているでしょうか。やりたいことがあるのであれば、「他人の時間」に時間を費やしている時間はありません。人生は有限です。時間という人生でもっとも貴重な有限資源を、自分のために存分満喫する人生こそが幸せな人生ではないでしょうか。アドラーが他人の人生を歩まないようにと唱えていたことと似ていますね。そして、自分の時間を増やすための唯一の手段は、やりたいことは今すぐやることが最も重要になります。必要なのは「ノリ」と「やる気」しかないのだとホリエモンは語ります。

  • 本書を読んで得たもの

他人のことは放っておいて、自分がやりたいことを限界までやる。