【自己啓発】レジリエンス入門(内田和俊)
人生には心が折れやすくなる時期が必ずやってくる。どうすればそれを乗り越え、成長へとつなげられるのか。「レジリエンス」=心の自然治癒力を高めれば、さまざまな困難に対処することができる。その方法をわかりやすく解説する。
- 感想
レジリエンスとは「外圧による歪みを跳ね返す力」。詳しく言えば、「目の前の逆境やトラブルを乗り越え、強いストレスに対処することができる精神力」。
我々は、何らかの人生の目標達成に向ける道のりの中で、様々な外圧を受ける。その外圧に心を折られずに、目標に向かって進み続ける力が「レジリエンス」。
強化することで、やり抜く力(グリット)、本番の強さ、自信を身が身につく。
強化するには、以下が大事。
①被害者意識・周りのせいにしてしまう時
→自分の意思でコントロールできるものに集中すること。コントロールできないことに無駄なエネルギーを使わないこと。「人生は、その10%に何が起こるかであり、90%はそれにどう対処するか」
②マイナスの感情(不安・怒り・嫉妬)を持ちがちな時
→嫉妬の処方箋は、相手よりも楽しく生きることしかないことを知ること。
③人に頼れない時
→他人は頼られることは満更ではない(マズロー尊重欲求)ことを知ること。
④完璧主義・勝ち負けの二分化主義になりがちな時
→今の状態で何ができるかを考えてベストを尽くすこと「最善主義」
⑤作業中・会議中などに別のことを考えがち。
→マインドフルネス呼吸法「息を短く吸い(交感神経小)、長く吐く(副交感神経大)その過程で、五感や雑念を客観視し、今の感情に気づくこと。今を生きる。
⑥しんどい時
→今がゴールではなく、過程であることを知ること。
- 本書を読んで得たもの
今から20年後、あなたはやったことよりもやらなかったことを後悔するだろう。命が保証され死の危険がないのなら、積極的にリスクをとる生き方をすべき。