【自己啓発】結局「すぐやる人」がすべてを手に入れる(藤由達藏)
「すぐやることの大切さ」を無意識に感じ取っている人が多いにもかかわらず、行動力が大事とわかっていても、なかなか行動できないもの。それはなぜか? 理由は、人間の心にブレーキをかけ行動力を下げてしまう3つの「不安」を感じてしまうから。口だけでなかなか行動できない人、考えすぎて行動にうつせない人…こんな先送り、先延ばしの自分を変えるにはどうしたらいいか?数多くの人々に行動力を高める指導をしている著者の独自のノウハウで、10秒で行動に移す方法と不安を消す方法を紹介する。(「Amazon」より)
- 感想
後の伸ばしにせずに、すぐに行動することの重要さとその手段が書かれています。
しかし、個人的には得るものが非常に少ない一冊であり残念です。
まず、他の自己啓発本で読んだ内容と重複している部分が多かったこと。
・視座が〜のくだりは、「プロの課題設定力(清水久三子)」
・今ここを生きる〜のくだりは、「嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健)
・メモ書き〜のくだりは、「ゼロ秒思考(赤羽雄二)」など
次に、過去の偉人の本・言葉からの参照が多いこと。
・ダニエル・ピンク「モチベーション3.0」
・挙げ句の果て、不要なことを切り捨てることの重要性を説いて、その具体的方法を述べる最後の段階で他の書籍を紹介して興味がある人は読んでくださいと丸投げしていること。
最後に、行間が広く、ページ数の割に内容が少ないこと。なので、他人の意見を紹介している内容が非常に多く、個人の意見が少ないです。
他人の意見の参考についても表面的なことしか述べていなく、該当書籍を読んだ方が良いでしょう。
- 本書を読んで得たもの
小さな一歩でも、まずは踏み出してみる。