【自己啓発】話し方入門(D・カーネギー)

歴史的ベストセラー『人を動かす』『道は開ける』の著者として知られるカーネギーの輝かしいキャリアは、話し方教室の講師をつとめたことからはじまる。長年にわたる経験を土台に、カーネギーは深い人間洞察に根ざした独自のスピーチ術を編み出し、授業や講演の現場で磨いていった。話す前の心構えから、テーマの選び方、準備、始め方、終わり方まで、人の心をつかみ、自信を持って人前で話すためのノウハウを懇切に手ほどきする。(「Amazon」より)

  • 感想

仕事のプレゼンテーション、上司への説明が苦手で、自分の伝えたいことが中々伝わらないという経験がある人も多いのではないでしょうか。本書では、自分の考えを相手に伝えるために最も重要なことは、「事前準備」であるとしています。確かに、本番になれば何とかなるだろうという考えでスピーチをして上手くいった試しは殆どなく、スピーチが成功するかどうかは、スピーチをする前に大半決まっていると考えた方が良いと本書では述べています。尤も、スピーチだけではなく、仕事・スポーツ・勉強・プライベートなど全てに共通することだと思いますが。

また、話す内容に自らが精通しておくことも重要になります。話し手自身が話す内容に詳しくなければ、相手の心にも通じないものです。さらにいえば、他人の言葉の受け売りではなく、自分の言葉で伝えることがなければ、相手には中々伝わらないものだと本書では主張しています。

  • 本書を読んで得たもの

話し方が成功するかどうかは事前準備が全て。