【自己啓発】自己信頼(エマソン)

プラトン、カント、東洋の哲学などを吸収した独自の思想は、『ウォールデン(森の生活)』を著したH・D・ソローやニーチェ、日本では宮沢賢治や北村透谷、福沢諭吉など古今東西の思想家や詩人、文学者に影響を与えた。彼の残した多くの名言は、今も世界の成功哲学および自己啓発書で度々引用されている。「自己信頼」が収められた論文集『エッセイ第一集』は1841年に刊行。(「Amazon」より)

  • 感想

我々は、幼い時には自らの感情を素直に表現していたものの、大人になるにつれて、こういえばああ思われるだろうと周囲の目を気にして、自分に素直になれなくなりつつあります。しかし、我々は他の誰のためでもなく、自分自身のために人生を生きているのであり、もっと自分を信頼して素直・主体的に生きるべきではないでしょうか。本書は1841年に刊行したものを翻訳したものであり、文章が古典的で読みにくいという側面があるものの、全体で100ページ程度であり、時間をかけずに読むことができるでしょう。

  • 本書を読んで得たもの

自分の考えを信じること。自分にとって真理だと思えることは万人にとっても真理でると信じること。それこそが天才である。自分にとっての真実は、すべての人にとっての真実だと信じること。